今週の名言・一言・つぶやき
「人は死ぬために生まれてくるのではない。人は生きるために生まれてくるのだ(松本零士:2/13逝去)」

【追悼】今年最後のつぶやきは、本年逝去された方々の言葉を集めました。☆一つのものを作るのは、毎日毎日の改善や研究、その積み重ねが必要なんです(豊田章一郞:2/14逝去) ☆言葉と想像力によって核兵器を引きずり下ろす(大江健三郎:3/3逝去)☆自分の思い通りに生きたがどうかが大事。長さではない。どう生きるかどう死ぬかっていうのは個人が責任を持って選んで下さい。(坂本龍一:3/28逝去) ☆一緒に生きていることを楽しめばいい(畑正憲:4/5逝去)☆人には誠意を尽くせば五~六割は返ってきます。人生…信じるに足りますよ(牛尾治朗:6/13逝去)☆光る石、輝く石は、必ずみんな持っている(朝潮 太郎(4代目):11/2逝去)☆一日置いた方が欠点がよく見える(山田太一:11/29逝去)。

今週の名言・一言・つぶやき
「私は自分を励ます名人になって、心をご機嫌にしておくんです。人を変えることはできませんが、自分のことは操作できますけえ。(石井哲代:103歳)」

先週に続き石井さんの「上手に齢をとる極意」①嘆くより忙しく動く。②苦労のない人生はつまらない。③先の愉しみが張り合いになる。④機嫌良くは自分次第。(有難い人生にもなるし、つまらない人生にもなる。)「私らしく生きる五か条」①自分を丸ごと好きになる。②自分のテンポを守る。③一人時間も大切。④口癖は上等上等。⑤何気ないことを愛おしむ。また彼女は愛用の鍬を持ち畑仕事をしているが大事にしている言葉は「さびない鍬でありたい」と。

今週の名言・一言・つぶやき
「感情が波立っているうちに言い返してはいけません。……母はよく「つばを3回飲み込みなさい」と言うとりました。(石井哲代:103歳」

夫に先立たれ、畑仕事をしながら一人暮らしを続ける哲代おばあちゃんの日常生活を綴った「102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方(石井哲代著)」
から。「上手に生きる5つの心得」①物事は表裏一体。良いほうに考える(私の手の甲はしわしわですが、ひっくり返せばつるつるです。一方向から見るだけでは分かりません)②喜びの表現は大きく(ありがとうという気持ちを相手に伝えようと思えば自然にオーバーアクション)③人をよく見て知ろうとする(相手のことを知ろうと観察する、少し痩せたかとか、ちょっとした変化に気付くことは大人同士のつきあいでも大事)④マイナス感情を笑いに変換(食べ物やお金が「ない」とか否定の言葉を使う時、語尾に「ナイチンゲール」を付る。「お金がナイチンゲールでございます」)⑤手本になる先輩を見つける(知らず知らずのうちに姑のまねをしている自分)

今週の名言・一言・つぶやき
「夢を見ることができる人は、夢を実現することができる(ウォルト・ディズニー:ミッキーマウスやディズニーリゾート創立者)」

TVで活躍中の黒柳徹子さんは現在90歳。彼女の夢は「100歳で政治記者になること。“総理!総理!”といろんなことを聞きたい。100歳の人間が聞いたら答えてくれそうですよね。被爆国なのに、核兵器がどんなに恐ろしいものか分からない政治家がいるんだったら、それは何よりも愚かだと思います」と。100歳まで待たなくとも黒柳さんなら政治家は逃げらないと思いますよ。

今週の名言・一言・つぶやき
「あきらめなければ道は開ける。(浅川智恵子:情報技術者、IBMフェロー、日本科学未来館館長)」

浅川氏はケガで中学生のときに失明。しかしその後、様々な困難を乗り越え、日本IBM(株)に入社。WEBの文字情報を読み上げる世界で初めての実用的な音声WEBブラウザ「ホームページリーダー」の開発。IBMの最高技術職であるIBMフェローに、東京大学で博士(工学)の学位も取得。現在、視覚障害者でも自由に街を歩けるようにすることを目的とした「AIスーツケース」開発中。彼女は「障害者もダイバーシティーの一つだと考えて、企業の戦力にする」「人生の中では幸運に思えること、不運に思えること、いろいろな出逢い、出来事がありますが、それを受け入れて進むことによって、より強かったり、より面白かったりする人生が開けるんだなということを、最近しみじみと感じているのです」と。

今週の名言・一言・つぶやき
「社会のために役立ちたいという志を持っている経営者が成功する。(牛尾治朗:ウシオ電機(株)の設立者、2023.6月没)」

故牛尾治朗氏は1980年代、第2次臨時行政調査会を指揮した土光敏夫氏(ミスター合理化とも称され国の行政改革に取り組む)と出会う。「(官尊民卑は)官が尊大だからそうなるのではなく、官に取り入ろうとする民の卑しい心が官尊民卑を招くのです」と教えられ、薫陶を受けた語っている。牛尾さんの真骨頂は財界人生の後半、自身の原点を忘れず、「民卑」にならないよう民の底上げに尽くした点だ。日本生産性本部の前田和敬理事長は「時に政治家とも深く関わるが常に是々非々。逆に信頼された」。陽気な人柄と教養で政官に屈しなかった。

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「敗北から学ぶのなら、本当の意味で負けたのではないのだ。(ジグ・ジグラー:米国、作家、2012年没)」

棋士の藤井聡太竜王が八冠を防衛、タイトル戦負けなしの19期連続獲得で大山康晴十五世名人に並んだ。彼の将棋はAI越えや異次元の指し手などファンを魅了している。彼は負けず嫌いでそのエピソードは多々あるようだ。その一つに、彼が10歳の時師匠と対局「1局目師匠に勝っても嬉しそうじゃなく、2局目師匠に負けて、もの凄く悔しがり、この世の終わりのような顔で落ち込んだ」「師匠に勝って喜ばない子は初めてだった。だが、負けず嫌いで悔しがることは伸びる要素だと」。一方、コント55の萩本欽一さんは、「僕の人生には勝つか逃げるかしか選択肢がないんです。勝つか負けるかの勝負はしたことがない。負けると思ったら逃げる」。あなたは、藤井派、萩本派、それとも……。

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「 眼鏡をとって、遠くを見るのが好きだ。全体がかすんで、夢のように、覗き絵みたいに、すばらしい。汚ないものなんて、何も見えない。(太宰治:小説家、1948年没)」

ハワイ島マウナケア山頂に設置されている「すばる望遠鏡」は大型光学赤外線望遠鏡で、人の視力の1,000以上で、富士山頂の1円玉を東京都内から識別出来るほどだとか。ところで、「増税メガネ」とあだ名される総理。支持率低下理由が、所得減税を「評価せず」が多く、今後、数多くの負担増が待ち受けているのにそのことについて語らないから、国民は「増税メガネ」と見透かしているようだ。曇ったメガネはきれいにして欲しい。先を見透せる政治家用のAI望遠鏡はないものだろうか。

今週の名言・一言・つぶやき
「材木も人間も、育ちがものを言います。(永六輔:放送作家・作詞家・エッセイスト、2016年没)」

木材や木造建築には、人のストレスを少なくする、疲れにくくする等、生理的な効果や身体的効果があるという。住友林業筑波研究所苅谷健司上席研究員によると、ある実験で二つの部屋を用意。一つは中を木で囲い、もう一つは白い壁紙で覆った部屋で人を快・不快にする画像を見てもらい、脳波を計測。その結果、木の部屋の方がストレスがたまりにくかった。また、床に杉材を使った部屋と、杉柄を印刷したシートをコンクリート上に敷いた部屋を用意では、心地よさストレス度も杉材の部屋の方が良かったという。実験結果、人は木にふれることで「よく眠れる」「優しくなれる」「集中できる」といった結果を得られたという。タワーマンションにも木材も壁や床材が使われているかのチェックが必要かも。

今週の名言・一言・つぶやき
「愛は常に旬の果物で、誰の手にも届く所にあるのです。(マザー・テレサ:カトリック教会の修道女)」

【実りの秋】連日の秋晴れで散歩も気持ちよい日が続いていますが、実りの秋、食欲の秋でもあります。果物も、ぶどう、りんご、梨、柿など美味しいものが豊富で、財布と相談の日々です。ところで「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺があります。柿が赤くなる秋は天候がよいので体調を崩す人も少なく、医者は商売にならずに青ざめるという意味だとか。柿はビタミンCを豊富に含み、さらにカロテン、タンニン、カリウムなどさまざまな栄養素が含まれ、風邪予防、疲労回復、老化予防、美肌効果もあるようです。正岡子規が「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだ日にちなみ10月26日は「柿の日」だそうです。26日は仏壇に柿を供えようと思います。