今年も残り僅か、貴方の今年の願いは叶いましたか。願いを一言だけかなえてくれるという奈良県御所市の一言主(ひとことぬし)神社にちなみ、明日への願いの「はがきの名文コンクール(齋藤孝賞-村上多慶子)」から。
〈旦那様へ/ あなたが亡くなってはや三十年になりますね/ 私は八十八才にもなり、 町の方の家で一人元気で自由に、静かに暮らしています/ あなた、もういつお迎えに来て戴いてもいいですよ/ 準備は出来ています/でもねー/ 明日は来ないでくださいね/ 明後日も来ないでくださいね/ 明明後日も来ちゃいやですよ/また、お手紙します〉