「笑い」を忘れちゃいけない。こわばった常識や偽りの形式と戦うためにいちばん役立つのは「武器としての笑い」だ。 (天野祐吉 コラムニスト)
広告批評というより文明批評だったコラムニストの天野さんが20日逝去。彼は国造りについて、「安倍さんは「強い国」をめざす、なんて言っていますが、もう経済大国や軍事大国は米国や中国に任せておけばいい。ぼくは「強い国」なんかより、なだいなださんのいう「賢い国」をめざそうという考えに、全面的に賛成です」、とも
私の批評は、私の文章を読むのが好きな人が読めばよい。色々な声があるんだ。色々な声があれば、自分の声が全てを代表するなんて考える必要はない (吉田秀和 音楽評論家)
世界的ピアニスト、ウラジミールホロヴィッツが来日時(1983年)の演奏に「ひび割れた骨董品」と酷評した。氏はクラシック音楽の持つ魅力や深い洞察をすぐれた感覚的な言葉で表現したが、文章を書く修行には好きな相撲観戦で取組の描写を繰り返した。勝負の経過をなるべく詳しく正確に記述する練習を何年もしたという。「芸術は手仕事で成り立っている」とも。
池の鯉だって、ただ泳いでいるうちは水の楽しさやありがたさはわからない。陸に引き揚げられてはじめて、水の良さがわかるんじゃないの (酒井雄哉 住職)
千日回峰行は、天台宗比叡山で修される不動明王と一体となるための修行。7年間で1000日、比叡山の各峰を回峰巡拝する。1日の行程約30キロ。700日を終わると9日間の堂入りがあり、断食・断水・不眠・不臥の修業を行う。 通常、人間が断食・断水状態で生きられる生理的限界は3日間とされている。もし修業の半ばで挫折すれば自ら生命を絶つ掟がある。その千日回峰行を2度満行した行者、酒井雄哉大阿闍梨が先月87歳で逝った
最後のステージには勇気と行動力が必要です (日野原重明 102歳現役医師)
行動、忍耐 勇気と行動力 10月4日に102歳の誕生日を迎えた日野原氏が高所恐怖症を克服したという。マンハッタン上空を飛ぶヘリコプター観光を決行。「年齢制限は99歳だ」と断られるも「近く102歳になる老人だが、ものすごく元気で、わざわざ日本から来たので、無理を通させてほしい」と懇願し飛行。氏は15分間のフライトが終わった時、「降りるのが惜しい」という気持ちになっていることに気付きました。冒険心や楽しさばかりが膨らんで、いつものように「怖い」などとは、ちっとも思わなかったのです、と