今週の名言・一言・つぶやき
「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような、素晴らしい秋日和でございます。(北出清五郎:NHKアナウンサー 昭和39年東京五輪開会式で」

【秋空】快晴の日が続いている。天高く馬肥ゆる秋というが、秋空は夏空より高く見える。高気圧は、夏は南太平洋から、秋は大陸からやってくるため、大陸育ちの高気圧は、海で育った高気圧に比べて乾燥している。このため、水蒸気の量が少なく、晴れたとき空気が澄んで空が高く見えるという。その秋晴れで忘れられない実況がある。昭和39年10月10日の東京五輪開会式前日は、台風の接近により雨が降ったが、当日は抜けるような青空だった。それを北出アナウンサーは冒頭のように実況した。彼は、大相撲を中心に数多くのスポーツ中継を担当し1972年の札幌オリンピックの「さあ笠谷、金メダルへのジャンプ-飛んだ!決まった!」などの名実況も残した。

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「職人の中から芸術が生まれて、芸術家といわれる人の中からは、芸術は生まれてきません。西岡常一:宮大工棟梁-1995没」

【芸術の秋】法隆寺の再建するなど最後の宮大工と言われた西岡棟梁。代々宮大工の家に生まれた彼は「決して民家を造ってはならない」と言われ、自分の家も他の大工に造ってもらった。納期を気にしたり儲けに走ったりすると仕事が荒れるからとの理由だという。彼は「木にはそれぞれ癖があり、一本一本違う。産地によって、また同じ山でも斜面によって変わる。まっすぐ伸びる木もあれば、ねじれる木もある。材質も、堅い、粘りがあると様々。木も人間と同じ生き物です。いまの時代、何でも規格を決めて、それに合わせようとする。合わないものは切り捨ててしまう。人間の扱いも同じだと思う。法隆寺が千年の歴史を保っているのも、みな癖木を上手に使って建築しているのです」とも言っている。

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「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る。(NHKの朝ドラ『半分、青い』で律の恋人伊藤清のセリフ-北川悦吏子著』)」

岐阜県恵那市が舞台となったNHKの朝ドラ「半分、青い」は先月で終了した。ドラマの中で主人公楡野鈴愛の夫-森山涼次の詩から『僕は遅いかもしれない/でも走ろうと思う/僕は悲しいかもしれない/でも隠そうと思う/僕は負けるかもしれない/でも戦おうと思う/僕は弱虫かもしれない/でも強くなろうと思う。▼人生は 苛酷かもしれない/でも夢見ようと思う/翼は折れたかもしれない/でも明日へ飛ぼうと思う▼僕は君の望むような僕じゃないかもしれない/でも君の心の灯が消えそうなときは そっと この手をかざそう/いつまでも かざそう』

今週の名言・一言・つぶやき
「腹だたしきとき、花は見えず。人を憎むとき、鳥の声はきこえず。心澄まざれば、蓮の葉の月は見えず。美を美と感ずるは、神にふれたる心なり。 後藤静香:社会教育者-1971年逝去)」

中秋の名月は、陰暦8月15日の夜に見える月で、今年は9月24日が相当する。昨日は中秋の名月だったが、本日の9月25日が満月(十五夜)と、中秋の名月と満月の日付が1日ずれている。国立天文台暦計算室によると、名月=十五夜=陰暦15日の夕方に出る月という決め方は単純だが、必ずしも満月が、月と太陽が地球を挟んで反対側に来る瞬間が同じ日になるとは限らない。陰暦15日は月齢14.0を含む日、月の満ち欠け周期の半分は29.5÷2≒14.8なため、満月が後になることが数年に一度ある。本日は十六夜(満月の翌晩は月がためらって出る「いざよい月」)、9月26日(十七夜:月の出が早いので立ってまてる「立待ち月」)、9月27日(十八夜:月の出が遅いので座って待つ「居待ち月」)、9月28日(十九夜:寝て待つ「臥し待ち月」)、9月29日(二十夜:夜更けの「更け待ち月」)と秋月に魅せられる日が続く、心澄まして月を愛でたいものだ。

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「ほら、手でくみ上げ式の井戸。 最初は空気ばかりで水が出てこないでしょ。でも、こうしてやってると…あれと同じ。私、誰もいなくても笑うの。笑っているうちに、ほら、井戸じゃないけど、 水がこみ上げてくる。(樹木希林:女優-2016年2月放送NHK「クローズアップ現代」から)」

2012年に全身癌を公表していた女優の樹木希林さん『これまでに30カ所を治療し、口だけは達者だから、何だか元気そうに見えるらしくて、「死ぬ死ぬ詐欺」なんて言われてます』と気丈だった。左目が失明状態になり、がんと闘病しながらも「一貫して楽観的な精神を保ち続けた」彼女だったが9月15日死去。朝日新聞社が彼女に「生きづらさを抱える人たちに向けてメッセージを」の依頼に対しての回答が下記の直筆のメッセージだった(8月31日)。合掌。

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「天才とは1%のひらめきと99%の努力である (エジソン:発明家)」

エジソンは「努力の人」「不屈の人」などとして知られており、成功のためには努力のほうが大切だという意味だとずっと思っていた。ところが、「ハゲタカ外伝 スパイラル(真山仁著)」の小説の中で『東大阪の中小メーカーマジテック創業者にして天才発明家の藤村登喜男が、「エジソンは自分ほどの天才でも努力が必要だと言うたんとちゃうぞ。1%の閃きがないのやったら、99%の努力なんぞ無駄やっちゅう意味や」』と。なるほど。

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「どっちも自分が正しいと思っているよ。戦争なんてそんなもんだよ。(ドラえもん:漫画)」

昨日は私の娘の誕生日だったが、娘の百数十年後に生まれるドラえもんの誕生日でもある。ドラえもんは、2112年9月3日に生まれ、未来からやってきたネコ型ロボットで、藤子・F・不二雄氏原作の「ドラえもん」の主人公。ちなみにのびた君の誕生日は8月7日だが生まれ年は昭和37年とも39年と諸説あり、のび太のパパは昭和15年1月24日だとか。ドラえもんの生まれる100年後には戦争どうなっているのだろうか。

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「快い眠りこそは自然が人間に与えてくれた、やさしい、なつかしい看護婦だ。(ウィリアム・シェイクスピア:劇作家、詩人)」

まだ全国手的には猛暑が続いているようだが、飛騨地方は夏布団では寒いと感じるような夜になり、今までの寝不足が解消出来そうだ。ところで、動物の睡眠時間の長さをみると、コアラ(22時間)、ナマケモノ(20時間)、トラ(15.8時間)…。短い方では、馬(2.9時間)、キリン(1.9時間)。イルカ、サメ、マグロは0時間(半球睡眠:片目ずつで眠る睡眠)。一方、夏期に日本へ繁殖のため飛来する鳥のアマツバメは、飛びながら睡眠・交尾するという。足の無い鳥という別名がつくほどで、地面に降りると、脚で歩いたり羽ばたいて飛び立ったり出来ず、止まる時は、爪を使って崖や壁などにしがみついて止まり、落ちるようにして飛び立つそうだ。猛暑でも涼しいところで眠れる羨ましい鳥だ。

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「ワインの中には智恵がある。ビールの中には自由がある。水の中にはバクテリアがいる。 (ベンジャミン・フランクリン:米-政治家・発明家)」

猛暑が消費を刺激、国内景気が4ヶ月振りに改善だとか。我が家もエアコンとビールの消費は増えたようだ。ところでビールは1ℓ飲めても水は1ℓ何故飲めないのか。水は飲んでもほとんど胃で吸収されず、腸へ流れていくまでは胃の中に溜まってしまう。ビールにはアルコールが含まれおり、胃でアルコールを吸収する際に水分も一緒に吸収される。そのため、水に比べてビールは胃に溜まりづらく、たくさん飲むことが出来る。また、ビールには利尿作用があり、排泄する頻度も水に比べて高くビールは水よりたくさん飲めるのだそうだ。

今週の名言・一言・つぶやき
暑い。「その暑さに耐えて一日の働きが終わる。(松下幸之助:実業家-パナソニック創業者)」

熱戦の続く甲子園だが、アルプス席の熱中症対策は甲子園名物「かちわり氷」で静脈冷やすことだ。環境省の熱中症環境保健マニュアルによると、首筋や両脇、脚の付け根の前面など「体表近くに太い静脈がある場所を冷やすのが最も効果的」。大量の血液がゆっくり体内に戻っていくためだという。そして、名古屋のホテルが、今夏販売中の新製品。猛暑を乗り切る!-196℃の液体窒素を使用した新感覚かき氷パスタ登場!『桃と紫蘇のクラッシュアイスパスタ』だとか。一度は食べてはみたい。