今週の名言・一言・つぶやき
「腹だたしきとき、花は見えず。人を憎むとき、鳥の声はきこえず。心澄まざれば、蓮の葉の月は見えず。美を美と感ずるは、神にふれたる心なり。 後藤静香:社会教育者-1971年逝去)」

中秋の名月は、陰暦8月15日の夜に見える月で、今年は9月24日が相当する。昨日は中秋の名月だったが、本日の9月25日が満月(十五夜)と、中秋の名月と満月の日付が1日ずれている。国立天文台暦計算室によると、名月=十五夜=陰暦15日の夕方に出る月という決め方は単純だが、必ずしも満月が、月と太陽が地球を挟んで反対側に来る瞬間が同じ日になるとは限らない。陰暦15日は月齢14.0を含む日、月の満ち欠け周期の半分は29.5÷2≒14.8なため、満月が後になることが数年に一度ある。本日は十六夜(満月の翌晩は月がためらって出る「いざよい月」)、9月26日(十七夜:月の出が早いので立ってまてる「立待ち月」)、9月27日(十八夜:月の出が遅いので座って待つ「居待ち月」)、9月28日(十九夜:寝て待つ「臥し待ち月」)、9月29日(二十夜:夜更けの「更け待ち月」)と秋月に魅せられる日が続く、心澄まして月を愛でたいものだ。

今週の名言・一言・つぶやき
「ほら、手でくみ上げ式の井戸。 最初は空気ばかりで水が出てこないでしょ。でも、こうしてやってると…あれと同じ。私、誰もいなくても笑うの。笑っているうちに、ほら、井戸じゃないけど、 水がこみ上げてくる。(樹木希林:女優-2016年2月放送NHK「クローズアップ現代」から)」

2012年に全身癌を公表していた女優の樹木希林さん『これまでに30カ所を治療し、口だけは達者だから、何だか元気そうに見えるらしくて、「死ぬ死ぬ詐欺」なんて言われてます』と気丈だった。左目が失明状態になり、がんと闘病しながらも「一貫して楽観的な精神を保ち続けた」彼女だったが9月15日死去。朝日新聞社が彼女に「生きづらさを抱える人たちに向けてメッセージを」の依頼に対しての回答が下記の直筆のメッセージだった(8月31日)。合掌。

今週の名言・一言・つぶやき
「天才とは1%のひらめきと99%の努力である (エジソン:発明家)」

エジソンは「努力の人」「不屈の人」などとして知られており、成功のためには努力のほうが大切だという意味だとずっと思っていた。ところが、「ハゲタカ外伝 スパイラル(真山仁著)」の小説の中で『東大阪の中小メーカーマジテック創業者にして天才発明家の藤村登喜男が、「エジソンは自分ほどの天才でも努力が必要だと言うたんとちゃうぞ。1%の閃きがないのやったら、99%の努力なんぞ無駄やっちゅう意味や」』と。なるほど。

今週の名言・一言・つぶやき
「どっちも自分が正しいと思っているよ。戦争なんてそんなもんだよ。(ドラえもん:漫画)」

昨日は私の娘の誕生日だったが、娘の百数十年後に生まれるドラえもんの誕生日でもある。ドラえもんは、2112年9月3日に生まれ、未来からやってきたネコ型ロボットで、藤子・F・不二雄氏原作の「ドラえもん」の主人公。ちなみにのびた君の誕生日は8月7日だが生まれ年は昭和37年とも39年と諸説あり、のび太のパパは昭和15年1月24日だとか。ドラえもんの生まれる100年後には戦争どうなっているのだろうか。