今週の名言・一言・つぶやき
「組織に貢献してくれるのは、優秀な者よりも能力は並の上だが忠実な者の方だ。(織田信長:戦国大名)」

ウクライナの首都近郊マカウリで、ロシア軍に殺害された飼い主の女性を約1カ月にわたって待ち続けた犬がいた。ボランティアが餌を与えて連れ出そうとしても、女性宅から離れようとしない、犬の名はリニ。亡き飼い主を待ち続けるリニを地元では「マカウリのハチ公」だと涙を誘う。新しい飼い主は、何度も家に通ってなつかせたという。日本から10年前プーチン大統領に秋田犬がプレゼントされたが、リニも秋田犬だったとか。

今週の名言・一言・つぶやき
「即戦力になるような人材なんて存在しない。だから育てるんだ。(スティーブ・ジョブズ:アップル創業者-2011年10没)」

ロッテの佐々木朗希投手が完全試合を28年ぶりに達成。プロ野球新記録となる13者連続奪三振、1試合19奪三振(プロタイ)の記録も。彼の高校時代國保監督は、甲子園行きが懸かった決勝戦で、故障予防のため連投を避け令和の怪物と言われる彼を登板させなかった。チームは敗れ連投させなかった監督には非難もるなど物議を醸したが、騒動後高校野球に投手への球数制限制度が導入された。高卒で即戦力とも言われたが、プロ入り後ロッテ球団は、2軍で鍛え上げていくことが一般的な中、そのまま1軍に同行させながら体作りに専念させる。異例な育成方法には批判もあったが、今回の快挙だ。そして7日後の先発登板、8回まで完全試合を続けパーフェクト投球したが、球数が102球に達し体調をみた監督は8回で交代、2試合連続の完全試合が目前だったこの交代には賛否呂論だ。今、企業や社会は即戦力となる人材を求めがちで、人材を育成することが疎かになっていないだろうか。短期的な成果より、長期的な視点で人材を潰すより育て人材を人財にするロッテを応援したい。

今週の名言・一言・つぶやき
「努力は、全ての扉を開く。(ラ・フォンテーヌ:仏-詩人、1695年没)」

メジャーリーグが始まった。1番で開幕投手となった大谷翔平選手だったが、残念ながら負け投手となった。だが、投手降板後もDHとして試合出場を続けられるという新ルール(二刀流のための大谷ルール?)で、大谷は昨年より50打席ほど増える可能性が有り、ホームラン王への期待も高まる。彼は2015年1月、二刀流で初めて実績を残したプロ2年目のシーズン後「ようやく扉の前かな。扉は押し続けているんだけど、まだびくともしない。扉が1枚なのか、2枚、3枚あるのか分からない。けど、分かっていたら面白くないですから」と語っていた。君は少なくとも何枚かの扉は押し開いたと思う。

今週の名言・一言・つぶやき
「 “よく生きる”ためには、”よく働くこと”がもっとも大切なことです。それは、心を高め、人格を磨いてくれ”修行”であると言っても過言ではありません。(稲盛和夫:実業家)」

【修業と修行】4月には多くの新社会人が誕生する。彼等は学業を修業し卒業したが、これからは修行が待っている。曹洞宗の青山俊薫尼僧は言う「修業と修行は違う。修業は行の習得で有り生活の死を稼ぐ職業でもあり、これには上達もあれば卒業もある。修業は生き方で有り卒行はない。むしろ深まるほどに足りない自分に気づくというのが修行である」と。二宮尊徳(江戸時代後期の経世家)は「正しい道というものは、必ずこの世の人々に利益をもたらすものである。学問をする時も、修行をする時も、このことが実現できなければ、人の世には何の利益ももたらさない無用のものとなる」と。新社会人の皆さんおめでとう、これからも修行をお忘れなく。