土に根ざした地べたからの目線で現代社会に警鐘を鳴らす小説や評論活動を続けた農民&作家だった。佐賀県で「生涯一百姓」を貫き、情と理の人。文章に土の匂いがした。生来のあまのじゃく、偽善を容赦なく切った。残した言葉に「成長よりも安定、拡大よりも持続、現在よりも未来を大切に」「農業の農は楽しいが、業はつらいのは世界共通」「百姓は永遠に不滅」「老農は死なず消えていくのみ」【合掌】
動物の睡眠時間は食べ物と深い関係があるらしく、草食のキリン・馬・アジアゾウ・羊は1日3時間に対し、肉食のライオン・トラなどは14~15時間も眠る。植物は肉より栄養価が低く、食事に充てる時間が長くなるのが理由だとか。捕食される恐れがある草食動物は、常に警戒を緩めることができない。睡眠と覚醒が混在する「うとうと」状態が続き、野生のゾウやキリンは立ったまま眠る時間も長いという。暑くて寝苦しい夜が続いている、高齢で最近は野菜・魚が主だが、肉食系にしたら眠れられるだろうかな。
アップル社は81歳でiPhoneアプリを開発した世界最高齢のプログラマーと紹介する。面白そうとパソコンに触れ、やがてプログラミングを学び、2017年独自にシニア向けスマホアプリゲームを開発。その後、数々の政府主催会議構成員を務め、現在は、岸田首相主催・デジタル田園都市国家構想実現会議構成員。「81歳で初めてゲームアプリを作ったら国連でスピーチをすることになり86歳でデジタル庁社会構成会議構成員なったり、バットを振ったらあた当たちゃった。自分でもびくり、人生は本当に分からない。自分の未来にふたをしないこと。何歳からでも人は変わることが出来るから」と。
「浄土真宗の行は聴聞にあり」ともいわれ、「往くを聴といい、来るを聞という」で「聴とは出かけて往(い)って聴くことであり、聞とは聴いて知らされたことが来て心に受ける」と教える。最近の若い医者はパソコンのデータばかりで聴診器を当てない医者もいるとか。この聴診器の「聴」は「こちらからききにいく」という意味がある。岸田総理の特技は「人の話をよく聞くことだ」と言うが、岸田総理の聞く力は、聞くと聴くどちらなのだろうか。