今週の名言・一言・つぶやき
「その日から とまったままで動かない 時計の針と悲しみと(竹久夢二:画家・詩人)」

妻が逝って今月13回忌を迎えた。(石井)哲代おばあちゃんは「一人が一度に背負う悲しみには限界があります。だから仲間が一緒に引き受けて、一人の深い憂いに寄り添うの」「人は死んだら終わりではない。同じ時間を過ごした仲間が覚えていてくれるなら、その人はまだ居る。年に一度開く”偲ぶ会”も、だから各自が背負う悲しみを共に乗り越えてゆく集いなのだ」と、元小学校教員は言う。そうして欠けた三日月のような自分を満月にしてゆくのだと。石井哲代と中国新聞社の共著『102歳、一人暮らし』から